ユニバーサル・スタジオ・ジャパン【大阪旅 #3】

大阪・関西万博【大阪旅 #2】の続き。

次の日の10月2日、万博で歩き疲れた身体に鞭を打って、今度はユニバーサル・スタジオ・ジャパンで遊んできた。

入場への道のり

USJは1回だけ行ったことがある。当時はまだ幼く、ジュラシック・パーク・ザ・ライドとスヌーピーのグレート・レース(2021年クローズ)に乗ったことくらいしか覚えていない。大人になってからは初めてのUSJだったので、前日の万博同様楽しみにしていた。

朝8時から入園できるチケットを買った。しかし、ホテルへのチェックインが深夜1時過ぎになったのに加え、そこからお風呂に入ったりお酒を飲んだりして、当然早起きできるはずもなく。10時のチェックアウトにギリギリ間に合った。

JR大阪環状線で大阪から西九条まで行き、JRゆめ咲線に乗り換えてユニバーサルシティへ向かう。万博人気に押されてUSJは空いてると聞いていたけれど、そもそも通常時を知らないから普通に混雑しているように見えた。

ユニバーサルシティ駅を出てからは、外国チック?な街並みが続いてわくわくした。久しぶりすぎて懐かしさゼロ。新鮮な気持ちで進んでいくと、ようやくゲート(ロサンゼルス・コロシアム・アーチって名前らしい)に到着。

青空の下、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのエントランスアーチをくぐる多くの来場者。

12時頃、手荷物検査を済ませ、チケットのQRコードを機械にかざしていざ入場。

ファクトリー・オブ・フィアー ~絶望のゾンビ・ツアー~

とりあえず比較的空いてそうだったので入ってみた。

お化け屋敷的な施設内を歩いていくアトラクション。ホラー苦手だけどまあなんとかなるだろうと思ったけど、なんとも……ならなかったね……。ゾンビの造形がグロくて直視できないし、飛び出してくるタイミングも絶妙だし、こっちにギリギリまで近付いてくるもんだから、怖すぎて叫んだり腰を抜かしかけたりで大変だった。

ジョーズ

映画『ジョーズ』エリアで、木製の梁から逆さに吊るされた巨大なサメの模型。

ジョーズは、今まで観てきた洋画の中でも1、2を争うほど好きな作品。特にこれ由来ってわけではないけれど自分のハンドルネームを“さめ”にしてるくらいだし、USJに行くからには乗っておかないとと思っていた。

アトラクションに並んでいる間の船着き場?の内装が凝ってて、待っている時間も楽しかったな。船の最前列に座れたので、船長役のお姉さん迫真の演技を堪能できて最高だった。お姉さんがライフルでジョーズと間違えて燃料タンクを撃ったとき、爆発の熱で身体の片側がほんのり暖かくなってヒヤヒヤした。スリル満点で楽しかった!

チェンソーマン・ザ・カオス 4-D

「UNIVERSAL STUDIOS CINEMA 4D」と書かれた建物の入り口。球体のオブジェが上にあります。

同行者が行きたいと言うので付き合った。私はチェンソーマンほとんど知らないし、軽い斜視ゆえに3Dメガネで立体的に見えないことがあるので、始まる前は楽しめるのか不安だった。

結果的には本編を知らなくてもそれなりに楽しめた。席がだいぶ揺れるので、肘掛けを掴んどかないと席から落ちそうだった。映像内で蛍光ピンクの血飛沫が吹き出るときに顔に冷たいミストが掛かるんだけど、普通に冷たい水だったので、少し生ぬるかったら血みたいでリアリティあるのになと思った。ぬるい水だと雑菌繁殖しやすそうだし衛生的に難しいのかな。

チャッキーズ・カーニバル・オブ・カオス ~チャッキーの血塗られた祭典~

3Dメガネを掛けて建物内を歩き回るタイプのアトラクション。チェンソーマンのときとは違って、こちらは赤と青のレンズの紙製メガネだった。昔ジャンプの付録にこういうのあったよね。懐かしい。

こういうタイプのメガネって通常のメガネの上から掛けづらくて、手で押さえながら歩くことになった。ファクトリー・オブ・フィアーが怖すぎてハードル上がってたのもあるのかな、強がりでもなんでもなく正直そんなに怖くなかった。チャイルド・プレイ観たことないし、斜視だからあんまり立体的に見えないのも要因の一つだったのかもしれない。

ミニオン・ハチャメチャ・ライド

カラフルな壁画で、ミニオンたちが梯子に登ったり、飛び跳ねたりしている賑やかな建物の外観。

列の途中で見かけたおそらく中学生?の男女グループがとにかく元気で、若いっていいなーって思った。

おっきなスクリーンと激しいライドの動きのおかげで本当に空飛んでるみたいだった。同じライドのメンバーが自分達以外全員外国の方だったからかみんなリアクションが大きくて、こっちも気兼ねなく叫んだり驚いたりできて楽しかった!

ミニオンって見た目しか知らなかったせいか今まであんまりかわいいと思ったことがなかったんだけど(ごめん)、このアトラクションで一気に好きになった。ミニオン以外のキャラも魅力的だし、映画観てみようかな。

ジュラシック・パーク・ザ・ライド ~イン・ザ・ダーク~

巨大な石造りの門に、赤色の文字で「JURASSIC PARK」と書かれたエリア入り口。

注:上の写真は昼に撮ったものですがアトラクションには夜乗りました。

ジュラシック・パークは、ジョーズとともに今まで観てきた洋画の中でも1、2を争うほど好きで、これきっかけでパニック映画にどハマりした時期があったくらい。以前乗ったときは映画はまだ観ておらず、時間帯も昼だったので、映画鑑賞済みかつ夜のライドはどんな感じなのかとわくわくしていた。

念のためメガネを外して乗ったからボートツアーの景色はぼんやりとしか見えなかったけれど、それでもジュラシック・パークの雰囲気が味わえた気がした。建物内に入ると何も見えなくて、恐竜の声とBGMとボートがレールを上っていく音だけを感じていた。真っ暗すぎていつ落ちるのか全く読めず、落下のときには死ぬほど叫んでしまった……。絶叫系のあの浮遊感が本当に苦手。でも楽しかった。

ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター

以前行ったときにはなかったエリア。エリアの入り口からホグズミード村のゲートへのストロークの長さが、ハリー・ポッターの世界観に段々と入り込む手伝いをしてくれているようだった。

石造りの門の上部。中央に「HOGSMEADE」の旗。夜空の下、ライトアップされている。

ハリポタについては原作は謎のプリンス、映画は炎のゴブレットまでは知っている程度の知識量だけど、それでも初めて町並みを観たときは感動したし、なんと言っても極めつけは遠くに見えるホグワーツ城!

夜間に青い光で照らされたホグワーツ城。手前に多くの人々の後頭部が見える。

ほのかにライトアップされたお城が怪しげな雰囲気を醸し出してた。写真撮ったときは精巧に作られた模型かと思ってたんだけど、調べたらちゃんと建物なんだねあれ!? 城内ツアーもあるらしいし、中見たかったな……。

ちょうど夕飯の時間になったので、三本の箒というレストランで食事をすることに。

頼んだのは、ポークリブ、ロティサリー・スモークチキン、皮つきコーン、温野菜、シェパーズパイ、ジャック・オ・ランタン・パイ、ロリポップ・キャンディが一皿になったハロウィーン・プレート。

黒いお皿に乗った肉料理、皮付きのコーン、かぼちゃ型のパイ、野菜。右には黒とオレンジの渦巻き模様の棒付きキャンディ。

見かけ通りにハイカロリーなので、二人で分け合って食べても結構お腹が満たされた。どのメニューもおいしかった。店内が薄暗くて雰囲気あったのもよかったな。写真はすっごい撮りづらかったけど笑

スーパー・ニンテンドー・ワールド

「SUPER NINTENDO WORLD」の看板が光る入り口。緑の土管型のトンネルを人々が歩いている。

これも行ったことがなかったエリア。人気なエリアだし入れないこともあるのかと思ってたけど、USJアプリで20時半からの整理券を普通に取れたので、ちょっと拍子抜けした。

夜間のスーパー・ニンテンドー・ワールド。中央にマリオの世界を模した立体的なエリア、左にクッパ城の要塞。 夜のスーパー・ニンテンドー・ワールド。パックンフラワーやブロックなどが見える楽しい雰囲気。 夜のピーチ城。ピンクの屋根と旗、そしてステンドグラスがロマンチックな雰囲気です。 「DONKEY KONG COUNTRY」と書かれた、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの新エリアの入り口。

親にゲームをあんまり買ってもらえなかったので、マリオって友達の家でやらせてもらった以外だと、ゲームボーイのスーパーマリオランド2 6つの金貨しかやったことない。そしてドンキーコングにおいては1個もプレイしたことないという。だから、ゲームの世界に浸るというよりは建造物として素直にすごいなーって感心した。

テーマパークはすごい

夜間、明るくライトアップされたユニバーサル・シティウォーク。ネオンサインが華やかです。

万博の翌日にUSJというハードスケジュールの中、自分ってこんなにも元気が有り余ってる人間だったのかと驚くほどはしゃいだ。文章ではあんまり伝わってないと思うけどすごく楽しかった!

それにしてもここまで文章書いてきて、自分はジョーズとジュラシック・パーク以外の作品の知識なさすぎるんだとはっきりわかった。逆に言えば、作品知らなくてもちゃんと楽しめるってことなんだから、テーマパークってすごい。


大阪旅 #4(最終回)に続く。

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