コスモプラネタリウム渋谷『今夜の星めぐり』
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都会では一般的に星が見えにくいと言われている。都市の明かりや高層ビルなどが星の光を遮ってしまうためだ。そんななか、大都会・渋谷で星を見るために渋谷区文化総合センター大和田にやってきた。

施設名にある“大和田”はこの土地の昔の地名に由来するそうで、現在の地名というか住所は渋谷区桜丘町。桜丘といえば今年3月には渋谷・桜丘さくら坂 桜ライトアップを観に行ったし、なにかと自分には縁がある土地だ。
この施設の6階にはお笑いライブの会場としてもよく使われる伝承ホールがあり、お笑い好きとしては会場を一目見ておきたいところだ。ただ、多分このときはなにもやってなかったし、なにかやってたとしてもチケットを持っていなかったので泣く泣く我慢した。
エレベーターで12階まで上がった先が今回の目的地、コスモプラネタリウム渋谷。

入場開始まで時間がなかったので、着くやいなや券売機でチケットを買う。区が運営している施設なのもあり、大人でも600円という手頃な価格。代金をクレジットカードで支払ったら、明細書だけ取って肝心のチケットを券売機に忘れるというポカをやらかしたが、幸いすぐに気付いて戻ったおかげで事なきを得た。
チケットに印刷されているQRコードを読み取り機にかざして入場。スタッフの方に「奥側の席がおすすめです」と言われた通りにしたら、星空解説員の方がいる場所の真ん前に背を向けて座る形になった。座席はリクライニングでき、快適に番組を楽しめそうだ。

入場開始時刻から投影開始時刻までの5分間は写真撮影してもよかったので、何枚か撮ったうちの1枚が上の写真。SNSへの投稿もOKとのことだったが、LINE以外やってないのでここに載せることにする。ブログはSNSじゃないのでダメです!とは言われないだろうさすがに。
投影開始のアナウンスがあったのでスマホの電源を落とした。電源をオフにしなくても、サイレントマナーモードにしておけばカバンの奥にしまうだけでいいらしい。
今回観たのは『今夜の星めぐり』という番組。
当日の月や星の見え方などを星空解説員という宇宙のスペシャリストの方が解説してくれる。この日の担当は“癒しの星空解説員”と呼ばれている(らしい)女性の方で、その名に恥じない素敵なお声をお持ちだった。投影時間が19時と遅めだったのもあって、何度か意識が飛ばされそうになるほどの癒しの時間。
この日の天体の解説が終わると、解説員の方から目をつぶるように指示があった。3・2・1のカウントダウンで目を開けると、目の前に広がるのは満点の星空! 思わず感嘆の声を上げてしまったけれど、周りの人も同じように声を出して驚いていたので恥はかかずに済んだ。
7月だったこともあり、日付的には過ぎていたものの七夕にまつわる星座の話もしてくれた。その他にもいろいろと星や星座の話を聞くことができ、特にこと座のエピソードは心に残った。「押すなよ」って言われたら押したくなるのと一緒で、「振り返ってはいけない」って言われたら振り返りたくなるよね。わかる。
番組は予定通り40分ほどで終わったけれど、この日の最後の投影ということでアディショナルタイムとして十二星座の解説をしてくれた。しかもこの時間は撮影OK! 太っ腹ー。


(そのまま撮った写真だと星座が見えづらかったので補正を掛けた。これはこれで見えづらいかもしれない……)
ただ、撮影に集中しすぎて自分の星座であるおとめ座(すぐ上の写真の右下のピンクの星座)の解説を聞き逃してしまう痛恨のミス。そんなん調べればいくらでも出てくるけど、やっぱり実際に(?)自分の星座を見ながら聞きたかったよなー。撮影なんて後回しにすればよかった。
アディショナルタイムは10分ほどで終了。プラネタリウムを後にする際に、お客さんの一人が解説員の方に熱心に話しかけている光景を見かけた。退場したあと、そのお客さんと解説員の方とで記念撮影をしていたので、多分ガチファンの方なんだろうなー、そういう人もいるんだなーと横目で見ていた。
入場前には時間に余裕がなくてできなかったので、プラネタリウムの手前のスペースにある展示物も写真に収めた。


最後にプラネタリウムに行ったのっていつだったっけ?と記憶の糸を辿ってみたけれど、下手したら小学生ぶりかもしれない。久しぶりの体験がここでよかったし、違う番組を観に、違う方の解説を聞きに、またここに来れたらいいなと思った。あと、新宿にも区が運営しているプラネタリウムがあるそうなので、ぜひそちらにも足を運びたい。都会でだって星は見える!!